テナジー・シリーズ徹底比較|全10種のスペック・選び方ガイド

最終更新日: 2026年8月

2008年の初代「テナジー05」発売から、バタフライの看板ラバー「テナジー」シリーズは 世界中のトップ選手に愛用されてきました。回転性能に優れた05系、スピードに優れた64系、 バランス型の80系、前陣向けの25系、パワー型の19、そして硬いスポンジを採用した05ハード。 このページでは全10種類のテナジーをバタフライ公式の性能指標とグラフで徹底比較し、 あなたのプレースタイルに合った1枚を見つけるお手伝いをします。

データについて: スピード・スピン・弧線・硬度の数値は、メーカー公式サイトに掲載されている性能指標をもとに掲載しています。一方、「おすすめ」「ランキング」「診断結果」「レベル別おすすめ」「ラケットとの組み合わせ」などは、卓球99.com編集部による独自評価です。ページ内では公式データと独自評価が混在するため、判断材料としてご覧いただく際はこの点にご注意ください。

05系 → 回転
25系 → 前陣・台上
64系 → スピード
80系 → バランス
19 → パワー・かけ返し

テナジー選びで迷ったら、まず「何を一番伸ばしたいか」で絞るのがおすすめです。回転なら05、スピードなら64、バランスなら80、前陣・台上なら25、強打・かけ返しなら19。そこからスイングの強さに合わせて通常版かFX、05ハードを選ぶと候補を絞りやすくなります。

30秒でわかる!テナジー選び方診断

3つの質問に答えるだけで、あなたに合ったテナジーをおすすめ度ランキングでお伝えします。

Q1. フォアの主戦技術は?

Q2. スイングは?

Q3. ラバーに求めるものは?

※この診断は卓球99.com独自のロジックによるおすすめ度の目安であり、メーカー公式の診断ではありません。

「結局、どれを買えばいい?」迷ったらこの表

10種類あって選びきれない、という方向けに、目的別のおすすめをまとめました。

こんな人第一候補次点選ぶ理由
回転を最優先0505ハード回転性能を重視
スピードを最優先6480高いスピード性能
回転とスピードのバランス8005バランス重視
前陣・台上2525FX前陣・台上向け
強打・パワー05ハード19強いインパクト向け
柔らかさ・扱いやすさ05FX80FXFX系の柔らかさ
初めてテナジー05FX / 80FX64FX扱いやすさ重視

※本表は卓球99.com独自の目安です。

テナジー全10種 スペック比較表

商品名 メーカー公式性能指標 発売年 価格(税込) 特徴
(卓球99.com独自評価)
スピード スピン 弧線 硬度
テナジー05 83 76 79 36 2008 6,800円 回転の王道 商品詳細
テナジー05FX 81 64 65 32 2010 6,800円 05の使いやすさ版 商品詳細
テナジー05ハード 82 96 92 43 2018 6,800円 シリーズ最高のスピン指標 商品詳細
テナジー19 84 75 78 36 2021 6,800円 パワーで押し返す 商品詳細
テナジー25 64 76 86 36 2008 6,800円 前陣・台上に強い 商品詳細
テナジー25FX 62 64 70 32 2010 6,800円 25の柔らかめ版 商品詳細
テナジー64 87 70 75 36 2009 6,800円 最速クラス 商品詳細
テナジー64FX 85 58 61 32 2011 6,800円 スピード×コントロール 商品詳細
テナジー80 85 73 77 36 2013 6,800円 オールラウンドの完成形 商品詳細
テナジー80FX 83 61 63 32 2014 6,800円 バランス×安定 商品詳細

※価格はta999.comの実際の販売価格です(セール等により変動する場合があります)。

レーダーチャートで比較する

比較したいテナジーにチェックを入れてください(最大4つまで見やすく表示できます)。

※3つの性能指標で比較しています。スピード・スピン・弧線はバタフライ公式の性能指標(いずれも0~100の同一スケール)です。硬度は別スケールの物理的な指標のため、レーダーチャートには含めていません。硬度の比較は下の「項目別ランキング」の硬度グラフをご覧ください。

項目別ランキング

※硬度グラフのみ、スピード・スピン・弧線とは異なる独自のスケール(バタフライ公式のスポンジ硬度指標)で表示しています。数値を横並びで比較しないようご注意ください。

タイプ別マップで自分に近い1枚を探す

横軸は「回転型か、スピード型か」、縦軸は「柔らかめか、硬めか」を表しています。 自分の理想のプレースタイルに近い位置にあるテナジーを探してみてください。

「あなたはどのテナジー?」10モデルポジショニングマップ

横軸はスピード、縦軸はスピンの実測値(バタフライ公式スペック値)です。バタフライ公式も10種類を「05系=スピン」「64系=スピード」「80系=バランス」「25系=前陣」「19=パワー」という系統で紹介しており、色分けでその位置関係が一目でわかります。

05系(スピン重視) 64系(スピード重視) 80系(バランス) 25系(前陣・台上) 19(パワー)

通常版 vs FX、何が違う?

テナジーには「05・25・64・80」の通常版と、それぞれに対応する「FX」版があります。FXは"劣化版"ではなく、「同じツブ形状+スプリング スポンジを柔らかく軽量化」した、扱いやすさ重視の兄弟モデルです。まずは4組の数値差を一覧で見てみましょう。

系統 通常版(スピード/スピン/弧線/硬度) FX版(スピード/スピン/弧線/硬度) 違い
05 83 / 76 / 79 / 36 81 / 64 / 65 / 32 05FXは柔らかく安定性重視
25 64 / 76 / 86 / 36 62 / 64 / 70 / 32 25FXは前陣・台上でより扱いやすい
64 87 / 70 / 75 / 36 85 / 58 / 61 / 32 64FXはスピードを残して安定性を向上
80 85 / 73 / 77 / 36 83 / 61 / 63 / 32 80FXはバランス型の安定性重視

感覚的にわかる比較

数値だけでなく、打球感や扱いやすさの傾向を一覧にしました。

比較通常版FX版
スポンジ標準柔らかい
打球感しっかりマイルド
威力
扱いやすさ
強いインパクト向き
コンパクトスイング向き
おすすめタイプパワー型安定重視

※本表は卓球99.com独自の評価です。

切り替えボタンで、通常版とFX版の性能差をグラフで見比べられます。

05 vs 80 vs 19、似たスペックの3枚を比べる

スピード83~85・弧線77~79・硬度36とスペックが近く、「結局どれを選べばいいの?」と迷いやすい3モデルを並べました。

05 80 19
得意回転バランス強打・かけ返し
スピード838584
スピン767375
弧線797778
硬度363636
向いている人回転主体オールラウンドパワー・カウンター

バタフライ公式もテナジー19について、密集したツブ形状によって滑りにくく相手の打球に押し負けないシートになり、「強打」と「かけ返し」の両方で性能を発揮すると説明しています。19は自分から攻めるだけでなく、相手の強打をブロックで押し返す場面でも強さを発揮する点が、05・80との大きな違いです。

05 vs 05ハード、硬さでどう変わる?

05 05ハード
スピード8382
スピン7696
弧線7992
硬度3643

同じ"開発コードNo.05"のツブ形状でありながら、スポンジ硬度が36から43まで上がるだけで、スピンは76→96、弧線は79→92と、大きく数値が伸びているのがわかります。硬いスポンジほど強いインパクトに対する反発力が高くなる分、性能を引き出すにはスイングスピードと技術力が必要です。まずは05で基礎を固め、物足りなくなったら05ハードへ、という順番がおすすめです。

スポンジ硬度・厚さ比較表

テナジー全10種は、スポンジ硬度によって3つのグループに分かれます。

柔らかい 32 36 43 硬い
硬度32: 05FX・25FX・64FX・80FX
硬度36: 05・19・25・64・80
硬度43: 05ハード
商品 硬度 スポンジ厚(トクアツ/アツ/中)
05362.1 / 1.9 / 1.7mm
05FX322.1 / 1.9 / 1.7mm
05ハード432.1 / 1.9mm
19362.1 / 1.9 / 1.7mm
25362.1 / 1.9 / 1.7mm
25FX322.1 / 1.9 / 1.7mm
64362.1 / 1.9 / 1.7mm
64FX322.1 / 1.9 / 1.7mm
80362.1 / 1.9 / 1.7mm
80FX322.1 / 1.9 / 1.7mm

※05ハードのみトクアツ・アツの2展開、それ以外はトクアツ・アツ・中の3展開です。

なぜテナジーは世界を変えたのか ― 開発の裏側

2008年にテナジー05が登場するまで、卓球ラバーの世界では「スピードを取るか、回転を取るか」がある程度トレードオフの関係にあると考えられていました。バタフライはこの常識に挑むため、11年という長い年月をかけてラバーの研究開発に取り組みました。

その成果として生まれたのが「スプリング スポンジ」です。一般的なスポンジは、硬くすれば反発力(弾み)が増す代わりにボールをつかむ感覚が失われ、柔らかくすればボールをつかみやすくなる代わりに反発力が落ちる、という関係にあります。スプリング スポンジは、内部に特殊な気泡構造を持たせることで、この2つの性質を高い次元で両立させることに成功しました。名前の由来である「バネ(スプリング)」のように、インパクトの瞬間にスポンジがしなやかに縮み、ボールを一瞬つかんでから力強く弾き出す、独特の打球感を生み出しています。

もう一つの柱が「ハイテンション技術」です。ゴムの分子構造にあらかじめテンション(張力)を与えておくことで、打球時のエネルギーロスを最小限に抑え、スピード・回転・コントロールのすべての性能を底上げする技術です。この技術と、100種類以上の試作を経て選び抜かれたツブ形状(シート)を組み合わせることで、テナジーシリーズはそれぞれ異なる個性(05の回転、64のスピード、80のバランス、25の台上性能、19のパワー)を持つラバーとして完成しました。

発売から15年以上が経過した今も、テナジーが世界のトップ選手に選ばれ続けている理由は、この妥協のない開発姿勢にあると言えるでしょう。

5つのツブ形状マップ

バタフライは、200種類以上のツブ形状の金型を作製して評価した末に、テナジーとして5つのツブ形状を選び抜いたと説明しています。「開発コードNo.05/25/64/180/219」という名称だけでは違いが伝わりにくいので、それぞれの個性を一覧にしました。

直径1.7mm・64や80より狭い間隔

No.05系(05・05FX・05ハード)

強い回転

直径2.65mm・広め間隔

No.25系(25・25FX)

前陣・台上

直径1.7mm・05や80より広い間隔

No.64系(64・64FX)

スピード

05と64の中間的な間隔

No.180系(80・80FX)

スピード+スピン

直径1.5mm・最も密

No.219(19)

つかみ・強打・かけ返し

※バタフライ公式資料によると、ツブの高さはいずれも共通で、直径(太さ)と間隔(密度)の違いによって特性を出しています。上記アイコンも高さを揃え、太さ・間隔のみで違いを表現した概念図です。実際のツブ形状を正確な縮尺で再現したものではありません。

テナジー10モデル 発売年タイムライン

なぜ19だけ番号が大きいのか、発売の歴史をたどるとよくわかります。

200805(4/21)25(11/21)
200964(4/1)
201005FX(7/1)25FX(11/1)
201164FX(11/21)
201380(1/21)
201480FX(4/21)
201805ハード(11/1)
202119(3/1)

※発売日はバタフライ公式サイト記載の情報です。

技術別おすすめランキング

「スピンが高い」「スピードが高い」だけでは、実際にどの技術で活きるのかまでは分かりません。プレーの場面別に、卓球99.com独自の目安として第1~3候補をまとめました(バタフライ公式のランキングではなく、当サイト独自の選び方目安です)。

技術・プレー第1候補第2候補第3候補
フォアドライブ0505ハード80
強打・パワードライブ05ハード1964
チキータ052505FX
カウンター192580
前陣速攻2525FX64
スマッシュ641980
台上2525FX05
ブロック80FX64FX19
サーブ05ハード0519
初中級者05FX80FX64FX

テナジー全10種 個別解説

テナジー05 ― 回転の王道

回転型 スピード 83 スピン 76 弧線 79 硬度 36

2008年4月、記念すべき初代テナジーとして発売されたのが「テナジー05」です。多くの選手による試打と機械測定で「スピン性能が高い」と評価された"開発コードNo.05"のツブ形状に、独自の「スプリング スポンジ」を組み合わせることで、それまでの裏ラバーにはなかった強烈な回転をかけられるラバーとして誕生しました。

スピン76・弧線79という数値が示す通り、ボールをしっかりつかんでから弾き出す感覚が特徴で、ドライブ主体のプレースタイルとの相性は抜群です。台上からの繋ぎでも、強打からのフィニッシュでも安定して回転をかけられるため、テナジーシリーズの中でも最も選ばれてきた定番モデルといえます。

発売から15年以上が経過した今もなお世界のトップ選手に愛用され続けており、「まず何を選べばいいかわからない」という方の最初の1枚としてもおすすめできる、シリーズの基準となる存在です。

こんな人には不向き: スピードだけを最優先したい方/コンパクトなスイングで直線的に打ちたい方/硬めの打球感が好みの方

テナジー05FX ― 05の使いやすさ版

回転型 スピード 81 スピン 64 弧線 65 硬度 32

「テナジー05」と同じ"開発コードNo.05"のツブ形状を採用しながら、スポンジをより柔らかく軽量化したのが「テナジー05FX」です。硬度は05の36に対して32と、一段階柔らかい仕上がりになっています。

スピン64・弧線65と数値そのものは05よりやや控えめですが、その分ボールが食い込みやすく安定性・コントロール性能が向上しています。05の威力に魅力を感じつつも「まだ扱いきれるか不安」という中級者や、安定感を重視したい選手に向いています。

05から乗り換える場合はもちろん、テナジーシリーズを初めて使う入り口としても選ばれることが多いモデルです。

こんな人には不向き: 威力・スピードを最優先したい方/しっかりしたインパクトで押し切りたい方/硬めの打球感が好みの方

テナジー05ハード ― シリーズ最高のスピン指標・上級者向け

回転型(強) スピード 82 スピン 96 弧線 92 硬度 43

2018年11月発売の比較的新しいモデルです。「テナジー05」のスピン性能に、さらなる威力を加えるために硬度を43まで高めたのが「テナジー05ハード」で、テナジーシリーズの中でも最も硬いスポンジを採用しています。

スピン96・弧線92はシリーズ最高クラスの数値で、強いインパクトに対する反発力の高さが際立ちます。すでに世界のトップ選手の間でも使用が広がっており、パワーのあるスイングで打球を思い通りに操りたい上級者から高い支持を集めています。

一方で硬いスポンジを十分に食い込ませるにはスイングスピードと技術力が求められるため、初心者や中級者がいきなり使うと扱いにくさを感じやすい点には注意が必要です。

こんな人には不向き: 初心者・スイングが安定していない方/柔らかい打球感が好みの方/扱いやすさを最優先したい方

テナジー19 ― パワーで押し返す

パワー型 スピード 84 スピン 75 弧線 78 硬度 36

2021年3月発売。テナジーからディグニクスへの移行が進むなかで登場した、テナジーシリーズでは比較的新しいモデルです。ツブ間隔の狭い"開発コードNo.219"を採用し、スピードと回転を高い次元で両立させています。

スピード84・スピン75というバランスの取れた数値に加え、滑りにくく相手の強打に押し負けないシート設計が特徴です。自ら強打を打ち込むときはもちろん、相手の強打を"かけ返す"ような場面でも高い性能を発揮します。

威力とコントロールのどちらも妥協したくない、パワー系のオールラウンドプレーヤーにおすすめの1枚です。

こんな人には不向き: 台上・繊細なタッチを最優先したい方/柔らかい打球感が好みの方/前陣速攻でコンパクトに仕留めたい方

テナジー25 ― 前陣・台上に強い

台上型 スピード 64 スピン 76 弧線 86 硬度 36

「テナジー25」は2008年11月発売、初代05に次いで登場したモデルです。弧線86という数値が示す通り、短いスイングでも自然にボールを持ち上げやすいのが最大の特徴で、テナジーシリーズの中でも独特のポジションにあります。

台上プレーやカウンター性能に優れ、前陣で素早くボールを捉えるプレースタイルとの相性が良好です。スピード64はシリーズの中では控えめですが、その分コントロールしやすく、しっかりボールを持ち上げてから飛ばす感覚を得やすくなっています。

前陣速攻型やカットマンなど、台の近くでのプレーが多い選手から根強い支持を集めているモデルです。

こんな人には不向き: スピードだけを最優先したい方/中陣~後陣でのラリーが多い方/強打で一気に決めたい方

テナジー25FX ― 25の柔らかめ版

台上型 スピード 62 スピン 64 弧線 70 硬度 32

「テナジー25」と同じ"開発コードNo.25"のツブ形状に、柔らかく軽量化したスポンジを組み合わせたのが「テナジー25FX」です。台上プレーやカウンタープレーにおけるスピン性能や攻撃力に安定性が加わり、より扱いやすくなっています。

硬度32とシリーズの中でも柔らかい部類に入るため、手首の力がまだ強くない選手や、繊細なタッチを重視したい選手でも無理なく回転をかけやすいのが魅力です。

25の持ち味である前陣・台上での強さを活かしつつ、扱いやすさをプラスしたいプレーヤーにおすすめです。

こんな人には不向き: スピード・威力を最優先したい方/中陣~後陣でのドライブが多い方/しっかりした打球感が好みの方

テナジー64 ― 最速クラス

スピード型 スピード 87 スピン 70 弧線 75 硬度 36

2009年4月発売。多くの選手による試打と機械測定で「スピード性能が高い」と評価された"開発コードNo.64"のツブ形状を採用したのが「テナジー64」です。インパクト時にボールを包み込み、高速の打球を放つことができる、シリーズ屈指の攻撃力を誇るスピードラバーです。

スピード87はテナジー全10種の中でも最高値で、強打やカウンターで一気に決めたいプレースタイルとの相性は抜群です。硬度36で扱いやすさとのバランスも取れており、攻撃的なドライブやスマッシュを武器にしたい選手に選ばれています。

スピード重視でとにかく速い打球を打ちたい、という方にまず候補に挙げてほしい1枚です。

こんな人には不向き: 回転量を最優先したい方/台上の繊細なタッチを重視したい方/じっくりラリーを組み立てたい方

テナジー64FX ― スピード×コントロール

スピード型 スピード 85 スピン 58 弧線 61 硬度 32

「テナジー64」と同じ"開発コードNo.64"のツブ形状に、柔らかく軽量化したスポンジを組み合わせたのが「テナジー64FX」です。64の特長であるスピード性能を維持しながら、コントロール性能がアップしています。

硬度32と扱いやすい柔らかさのため、64の威力に魅力を感じつつも安定感を重視したい選手や、テナジーを初めて使う選手の入り口としてもよく選ばれています。

スピードを活かした攻撃を軸にしつつ、コントロールも大事にしたいプレーヤーにおすすめです。

こんな人には不向き: 回転量を最優先したい方/しっかりした打球感が好みの方/台上の繊細な技術を重視したい方

テナジー80 ― オールラウンドの完成形

バランス型 スピード 85 スピン 73 弧線 77 硬度 36

2013年1月発売。スピン性能とスピード性能のバランスが優れていると評価された"開発コードNo.180"のツブ形状を採用したのが「テナジー80」です。ドライブ、スマッシュ、カウンターなどスタイルを選ばないオールラウンドなプレーを可能にしています。

スピード85・スピン73という数値からも分かる通り、回転か速さかで悩んだときに選びやすいバランス型のモデルです。攻撃も守備もどちらも高いレベルでこなしたい選手に向いています。

「結局どれが良いか決めきれない」という方は、まずこの80を基準に自分の好みを探っていくのもおすすめです。

こんな人には不向き: 回転量を極限まで求めたい方/スピードを極限まで求めたい方/はっきりした個性の1枚を求めている方

テナジー80FX ― バランス×安定

バランス型 スピード 83 スピン 61 弧線 63 硬度 32

「テナジー80」と同じ"開発コードNo.180"のツブ形状に、柔らかく軽量化したスポンジを組み合わせたのが「テナジー80FX」です。スピン性能とスピード性能の優れたバランスを生かしつつ、安定性が増しています。

硬度32で扱いやすく、攻撃面でも守備面でも安定性を求める選手におすすめです。テナジーシリーズの中でも特に汎用性が高く、プレースタイルを問わず候補に入れやすいモデルといえます。

バランス重視の80の魅力を、より柔らかく扱いやすい形で試してみたい方に向いています。

こんな人には不向き: 回転・スピードを極限まで求めたい方/しっかりした強いインパクトが好みの方/自分の力で威力を出したい方

プロ選手の使用例(2026年8月時点)

テナジー・シリーズは世界のトップ選手からも数多く選ばれています。以下は2026年8月時点で確認できた使用例の一部です。用具は選手のコンディションや対戦相手によって変更されることがあるため、あくまで参考情報としてご覧ください。

  • テナジー05ハード: 朱雨玲(中国)、長﨑美柚、赤江夏星など、高いスピン性能とパワーを求めるトップ選手に選ばれています。
  • テナジー80: バランスの良さから、オールラウンドなスタイルの選手に根強い人気があります。
  • テナジー05・05FX: シリーズの基準となるモデルとして、育成年代からトップ選手まで幅広い層に使用されています。

国内外の有力選手の用具情報は、卓球専門メディアの用具データベースなどで随時更新されています。最新の動向が気になる方は、あわせてチェックしてみるのもおすすめです。

テナジーを長持ちさせるお手入れ方法

テナジーは高価なラバーだからこそ、正しいお手入れで性能をできるだけ長く保ちたいものです。ここでは基本的なメンテナンスのポイントをまとめます。

接着剤選びと貼り方

テナジーは水溶性の卓球専用接着剤(フリーチャック2など)での使用が推奨されています。ラケットとラバーの両面に薄く均一に塗り、半乾きの状態でしっかり圧着することで、性能を損なわずきれいに貼ることができます。厚塗りしすぎるとスポンジの反発性能を妨げる原因になるため注意しましょう。

保護フィルムの活用

テナジーの表面はデリケートで傷つきやすいため、使用後は必ず保護フィルムでシートを覆う習慣をつけましょう。ホコリや酸化を防ぎ、シートの粘着力・弾性の劣化を遅らせる効果があります。

保管環境

直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管するのが基本です。ラケットケースに入れっぱなしで車内などの高温になる場所に放置すると、劣化が早まる原因になります。

交換を検討する目安

交換時期は使用頻度や保管状態、プレースタイルによって大きく異なります。1~2ヶ月という期間は、週数回使用する場合の一例としてお考えください。期間だけでなく、「打球音が高く軽くなった」「ボールが飛びすぎるようになった」「シートの弾力が明らかに落ちた」といったサインが出てきたら、交換のタイミングを検討しましょう。

条件別 おすすめテナジー

テナジーは技術レベルだけでなく、スイング・打球点・プレー距離・ラケット・フォア/バックによって適性が変わります。「レベル」で一律に分類するより、ご自身の条件に近いものから選ぶのがおすすめです。

条件候補
初めてテンション系ラバーを使う05FX / 80FX / 64FX
標準的なドライブ型05 / 80
前陣・台上重視25 / 25FX
スピード重視64 / 64FX
強いインパクトで押し切りたい05ハード / 19

※あくまで一般的な目安です。プレースタイルによって最適な1枚は変わります。詳しくは選び方診断ツールもお試しください。

テナジー×ラケット おすすめ組み合わせ

ラバー単体だけでなく、ラケットとの組み合わせで選ぶのもおすすめです。

ラケットの系統おすすめテナジー関連ページ
木材ラケット 05FX ティモボル特集
インナーカーボン(ALC) 05 / 80 インナーフォース特集
ALC搭載ラケット全般 05 / 19 / 80 ALC横断比較
アウター系カーボン 64 / 05ハード アウターフォース特集

※バタフライのテナジー特設ページでも「25FX+ティモボルZLC」など、プレースタイル別の組み合わせ例が紹介されています。上記は卓球99.com独自の目安です。

テナジーを使った方の口コミ

実際にテナジー・シリーズを購入されたお客様からの口コミを一部ご紹介します。

テナジー05 ★★★★★☆☆

しっかり回転がかかります

しっかりボールを捉えて重い回転をかけることができます。ツッツキやチキータなどの小技もピタッと収まり、ミスが減りました

2026年8月4日

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テナジー05ハード ★★★★★☆☆

硬めのテナジー

以前までテナジー05を使ってて相手の球に押されてました。ディグニクス05も使ってみたのですがオート感というか、より回転がかかる感じがせずテナジー05ハードにしました。威力負けもせずインターハイ出場する…

2026年8月3日

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テナジー80FX ★★★★★☆☆

はじめてのテンションラバーでも安心

軽く振ってもボールが走るのに、変に飛びすぎないのでブロックも安定します。回転のかけやすさも十分で、台上処理も前よりミスが減りました。値段は高い

2026年8月1日

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テナジー25 ★★★★★☆☆

前陣攻守型には神ラバー

とにかく台上のフリックやチキータが滑らず、狙ったところにガツンと収まります。相手の強いドライブに対しても、ラケットの角度を合わせるだけで強烈なカウンターが刺さるのが最高です。シートが硬めで、前陣でガン…

2026年7月29日

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テナジー80 ★★★★☆

少し重め

回転も威力も十分ですが、私には少し重くて連続で振ると遅れが出ました。

2026年7月26日

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テナジー05 ★★★☆☆

性能は過去一。劣化は早い

性能は今まで使ったラバーで一番です。 でも、1か月から2か月で消耗を感じるのはいかがなものか。 性能がいいのでそれはそれでいいかもしれないが、いつもは3か月は使ってるので半分の期間で交換が…

2026年7月11日

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その他の口コミは口コミ・レビューまとめページでもご覧いただけます。

テナジー選び方ガイド Q&A

「結局どれを選べばいいの?」という疑問に、よくある質問形式でお答えします。

卓球初心者ですが、いきなりテナジーを使っても大丈夫ですか?

テナジーは高性能なぶん、ボールをしっかり捉えるスイングができないと性能を発揮しきれず、 かえって扱いにくく感じることがあります。基礎打ちやラリーが安定してきた初中級者以降での 使用がおすすめです。どうしても使ってみたい場合は、シリーズの中でも比較的柔らかく扱いやすい 「テナジー64FX」や「テナジー80FX」から試すと、テナジー特有のつかむ感覚に慣れやすいでしょう。

回転量を一番重視したいなら、どのテナジーがおすすめですか?

スピン数値が最も高いのは「テナジー05ハード」(スピン96)で、次いで「テナジー05」(スピン76)、 「テナジー19」(スピン75)の順です。回転をかけて相手を崩すプレースタイルなら05系がまず候補になります。 ただし硬いスポンジほどスイングスピードが要求されるため、パワーに自信がない場合は 「テナジー05FX」から始めるのが無難です。

スピード重視でとにかく速い打球を打ちたい場合は?

比較表の中で最もスピード数値が高いのは「テナジー64」(スピード87)です。 インパクト時にボールを強く弾き出すタイプで、攻撃的なドライブやスマッシュを 武器にしたい選手に向いています。安定感も欲しい場合は、同じツブ形状で 柔らかめの「テナジー64FX」がバランス良く扱えます。

前陣でのプレーが多いのですが、おすすめはありますか?

台上プレーやカウンター性能を重視するなら「テナジー25」または「テナジー25FX」がおすすめです。 弧線の数値が高く、短いスイングでも自然にボールを持ち上げやすいのが特徴です。 前陣速攻型のプレースタイルとの相性が良いシリーズです。

通常版と「FX」の違いは何ですか?

FXシリーズはツブ形状(シート)は通常版と同じですが、スポンジをより柔らかく軽量化しています。 スポンジ硬度で比較すると、通常版が36前後であるのに対しFX版はおおむね32です。 柔らかいぶんボールが食い込みやすく安定性・扱いやすさが向上する一方、 スピード・スピンの数値は通常版よりやや控えめになる傾向があります。 「威力を求めるなら通常版、扱いやすさや安定性を求めるならFX版」が基本的な選び方です。

テナジー05と05ハードはどう違いますか?

シート形状は同じ"開発コードNo.05"ですが、05ハードはスポンジ硬度が43と、 通常の05(硬度36)よりかなり硬く仕上げられています。硬いぶん強いインパクトに対する 反発力が高く、スピン・弧線の数値もシリーズ最高クラスです。ただし扱うにはスイングスピードと 技術力が必要になるため、上級者向けの選択肢といえます。

プラスチックボール(現行の公認球)との相性は良いですか?

プラスチックボールはセルロイドボールに比べてスピードが出にくいため、 硬めのラケットに柔らかめから標準的な硬度のラバーを組み合わせるのが近年の主流です。 テナジーの中では硬度32のFXシリーズや、硬度36の05・64・80・19あたりが 扱いやすく人気があります。硬度43の05ハードは、プラボール時代でもパワーのある 上級者に選ばれる傾向があります。

テナジーとディグニクスシリーズは何が違うのですか?

ディグニクスはテナジーの後継として開発された上位シリーズで、 「スプリング スポンジX」という改良版スポンジを採用しています。 公式データではテナジーよりも変形しやすさ・反発弾性ともに向上しており、 スピード・スピンの数値も総じて高めです。価格はテナジーよりディグニクスの方が 高い傾向にあるため、コストを抑えつつ実績のある性能を求めるならテナジー、 最新性能を追求するならディグニクスが選択肢になります。

スポンジの厚さ(トクアツ・アツ・中)はどう選べばいいですか?

厚いスポンジほどボールを長く保持でき威力が出やすい反面、扱いには力とコントロール技術が必要です。 威力を重視する中級者以上は「トクアツ」、扱いやすさとコントロールのバランスを取りたい場合は 「アツ」、コントロール重視や守備的なプレースタイルには「中」が目安です。 迷った場合は、多くの選手に選ばれている「アツ」から試すのがおすすめです。

テナジーの交換時期はどのくらいですか?お手入れ方法は?

交換時期は使用頻度や保管状態、プレースタイルによって大きく異なります。1~2ヶ月という期間は、週数回使用する場合の一例としてお考えください。 テナジーはエネルギーを内蔵する構造上、経年とともに性能が徐々に落ちていく特性があるため、 使用後は必ず保護フィルムでシートを覆い、乾燥・直射日光を避けた場所で保管することで 劣化を遅らせることができます。

テナジー05とテナジー80はどちらがおすすめですか?

回転を武器に相手を崩したいなら05、攻撃も守備もバランス良くこなしたいなら80がおすすめです。数値上はスピン(76 vs 73)と弧線(79 vs 77)で05がわずかに上回り、スピード(83 vs 85)は80がわずかに上回ります。「05 vs 80 vs 19」の比較もあわせてご覧ください。

テナジー19と05は何が違いますか?

05は回転性能に優れた"開発コードNo.05"、19はパワーで押し返す"開発コードNo.219"と、ツブ形状そのものが異なります。19は密集したツブ形状によって滑りにくく相手の打球に押し負けないシートになっており、自分から攻めるだけでなく相手の強打を「かけ返す」場面でも強さを発揮するのが05との大きな違いです。

テナジー05ハードはバック面でも使えますか?

使用は可能ですが、硬度43とシリーズ最高の硬さのため、バックハンドでもしっかりスイングできる技術が必要です。バック面には、より柔らかく振り遅れにくい05FXや64FXを選ぶ選手が多い傾向にあります。

FXシリーズは初心者向けですか?

「初心者向け」というより「扱いやすさを重視した中上級者向け」という位置づけです。硬度32はテナジーの中では柔らかい部類ですが、それでもハイテンションラバーのため、まったくの初心者よりは基礎打ちができる初中級者以降での使用がおすすめです。

テナジー64と80、どちらが速いですか?

スピード数値は64が87、80が85で、64の方がわずかに高い数値です。ただし80はスピードとスピンのバランスに優れたオールラウンド型のため、スピード一本勝負なら64、総合力なら80という選び方になります。

テナジー25は現在でもおすすめですか?

はい、2008年発売以来、前陣・台上プレーに強みを持つラバーとして今も根強い人気があります。弧線86はシリーズ最高値で、短いスイングでも自然にボールを持ち上げやすいのが特徴です。前陣速攻型やカットマンなど、台の近くでのプレーが多い選手には今も第一候補になり得るラバーです。

スポンジ厚2.1mmと1.9mmでは何が違いますか?

厚いスポンジ(2.1mm=トクアツ)ほどボールを長く保持でき威力が出やすい反面、扱いには力とコントロール技術が必要です。薄いスポンジ(1.7mm=中)は威力こそ控えめですが、コントロール重視や守備的なプレースタイルに向いています。迷った場合は、中間の1.9mm(アツ)から試すのが一般的です。

テナジーからディグニクスに替えるなら、どれがおすすめですか?

バタフライ公式によると、ディグニクスはテナジーが搭載する「スプリング スポンジ」と比較して、約14%変形しやすく、約3%反発弾性が向上した「スプリング スポンジX」を採用しています。同じ系統の後継モデルに替えるのが基本の考え方で、05→ディグニクス05、80→ディグニクス80、64→ディグニクス64が対応関係にあります。詳しくはディグニクス特集ページで解説しています。

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