インナーフォース レイヤー徹底比較|ALC・ZLC・ALC.Sの違い

最終更新日: 2026年8月

「インナーフォース レイヤー」シリーズは、木材5枚合板の内側(インナー)に特殊素材を配置した「インナーファイバー」仕様のラケットです。石川佳純選手や大島祐哉選手をはじめ、多くのトップ選手から初心者まで幅広く支持される、バタフライを代表する特殊素材ラケットシリーズです。このページでは、中でも定番の「ALC」「ZLC」「ALC.S」の3モデルを徹底比較します。

インナーフォース レイヤー3種 スペック比較表

商品名 反発特性 振動特性 ブレード厚 平均重量 価格(税込) 特徴
インナーフォース レイヤー ALC 10.7 9.4 6mm 89g 12,705円 弾みの高さと使いやすさのバランス 商品詳細
インナーフォース レイヤー ZLC 10.5 9.5 5.7mm 87g 18,210円 威力と安定性を両立した高性能モデル 商品詳細
インナーフォース レイヤー ALC.S 10.1 8.4 5.5mm 85g 12,705円 回転量を生かした打球でラリーを優位に 商品詳細

※反発特性・振動特性はバタフライ公式発表のスペック値です。反発特性が高いほど弾みが強く、振動特性が高いほど打球時の手ごたえ(コントロール実感)が大きくなる傾向があります。
※価格はta999.comの実際の販売価格です(セール等により変動する場合があります)。

タイプ別マップで違いを見る

横軸は反発特性(弾みの強さ)、縦軸は振動特性(打球時の手ごたえ)を表しています。

「インナーファイバー」技術とは

通常、特殊素材(カーボンなど)を使ったラケットは、木材の外側に近い層に素材を配置するのが一般的でした。これに対し「インナーファイバー」仕様は、特殊素材を木材のさらに内側(中芯寄り)に配置する設計です。これにより、特殊素材による威力の向上と、木材らしい「ボールをつかむ感覚」を両立させています。

インナーフォース レイヤー ALCは、この設計の代表格として2015年4月に発売されました。「アリレートカーボン(ALC)」は、高強度で柔軟性のあるアリレート繊維とカーボンを編み込んだ素材で、柔らかさと反発力のバランスに優れています。同時発売のZLCは、より軽量でしなやかな「ZLカーボン」を採用し、シリーズの中で最も高い弾みとスピード性能を誇ります。

2016年11月に追加されたALC.Sは、ALCよりもブレードを薄く(6.0mm→5.5mm)設計し、回転のかけやすさと安定性を高めたモデルです。同じアリレートカーボンを使いながらも、ブレード厚と合板構成の違いだけで、まったく異なる打球特性を生み出しているのが興味深いポイントです。

インナーフォース レイヤー全3種 個別解説

インナーフォース レイヤー ALC ― 弾みの高さと使いやすさのバランス

バランス型 反発特性 10.7 振動特性 9.4 厚み 6.0mm 重量 89g

2015年4月発売、インナーフォース レイヤーシリーズの中心的存在です。アリレートカーボンを搭載し、弾みとコントロールのバランスの良さを発揮します。ドライブ時にボールがラケットに吸い付くような球持ちの良さがありながら、スマッシュやカウンタードライブでもしっかりスピードが出せる、攻守のバランスに優れたモデルです。

扱いやすいインナーカーボンの代名詞的存在で、初心者のセカンドラケットからトップ選手のメインラケットまで、幅広い層に愛用されています。「まずどれを選べばいいかわからない」という方の基準にもおすすめです。

インナーフォース レイヤー ZLC ― 威力と安定性を両立した高性能モデル

スピード型 反発特性 10.5 振動特性 9.5 厚み 5.7mm 重量 87g

軽量でありながら弾みの高さとしなやかさを併せ持つ「ZLカーボン」を搭載したモデルです。強くスイングした際の打球の伸びが大きく、中~後陣からでも相手を打ち抜くパワーボールを放つことができます。木材特有の柔らかい打球感を残しつつ、ALCよりも球離れが速く感じられるのが特徴です。

元々は中国のトップ選手・張怡寧選手の「板厚は厚くせず、5枚合板の打球感は変えずに威力を上げたい」という要望に応えて開発された経緯があり、今も世界中の幅広い戦型の選手に選ばれています。一撃の威力を重視する、中~後陣でのラリーを得意とする攻撃型プレーヤーにおすすめです。

インナーフォース レイヤー ALC.S ― 回転量を生かした打球でラリーを優位に

回転型 反発特性 10.1 振動特性 8.4 厚み 5.5mm 重量 85g

2016年11月発売。ALCよりもブレードを薄くし、使用木材と合板構成を新たに設計することで、回転のかけやすさと安定性を高めたモデルです。回転量の多い前陣カウンタードライブを武器に、ラリーを優位に進めたい選手のために開発されました。

3種の中で最も軽量(平均85g)で、振動特性の数値もやや控えめなため、手元でのコントロールのしやすさに定評があります。前陣で素早い技術を多用するプレースタイルや、回転を軸にラリーを組み立てたい選手におすすめです。

プロ選手の使用例(2026年8月時点)

インナーフォース レイヤーシリーズは、これまで多くのトップ選手に使用されてきた実績があります。以下は各種メディア・公式情報で確認できた実例です。

  • 石川佳純選手: 2016年全日本選手権優勝時、インナーフォース レイヤー ALCを使用(当時)。
  • 大島祐哉選手: インナーフォース レイヤー ALCの使用者として知られる。前陣での高速ラリーと精度の高いプレーが持ち味。
  • 張本智和選手: かつてインナーフォース レイヤー ALCを使用していたことで知られる。両ハンドのカウンタードライブが武器。
  • 吉村真晴選手: インナーフォース レイヤー ZLCのブレードを使用(グリップは特注)。切り裂くような両ハンドが持ち味。

用具は選手のコンディションや対戦相手によって変更されることがあるため、あくまで参考情報としてご覧ください。

インナーフォース レイヤー選び方ガイド Q&A

ALC・ZLC・ALC.S、結局どれを選べばいいですか?

まず基準にしたいならバランス型の「ALC」。中~後陣で一撃の威力を求めるなら弾みの強い「ZLC」。前陣で回転を軸にしたラリーを重視するなら、薄めで扱いやすい「ALC.S」がおすすめです。迷ったら、まずはALCから試すのが定番の選び方です。

ZLCはなぜ他の2つより高いのですか?

ZLCが採用する「ZLカーボン」は、ALCが採用する「アリレートカーボン」よりも高価な特殊素材のためです。反発特性・振動特性ともに高い数値を誇り、より高いレベルの威力と安定性を両立させています。

初心者でも使えますか?

インナーフォース レイヤーシリーズは「扱いやすいインナーカーボン」として、初心者から上級者まで幅広く使われています。ただし、木材ラケットに比べると威力が出やすいため、基礎打ちやラリーがある程度安定してきた段階での使用がおすすめです。

どんなラバーと組み合わせるのがおすすめですか?

特に決まりはありませんが、ラケット自体の弾みが強いため、ラバーは扱いやすさを重視した選択(テナジー05FXやロゼナなど)から試すとバランスが取りやすいです。威力を重視するならテナジーやディグニクスとの組み合わせも人気があります。

インナーフォース レイヤーを使った方の口コミ

実際にインナーフォース レイヤーを購入されたお客様からの口コミを一部ご紹介します。

インナーフォースレイヤーALC ★★★★☆

右腕死ぬw

マジで重い。両面特厚にしたら総重量が男子並みになって、連戦するとマジで右腕が力尽きるw 筋トレ必須のラケット。もしくは筋トレ用ラケット

2026年8月1日

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張本智和 インナーフォース SUPER ALC ★★★★☆

ハリーが好き

ハリーが好きなので買いました! これからも応援します。 このラケットも使い続けます

2026年7月25日

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オフチャロフ インナーフォース ALC ★★★★☆

憧れのラケット

球はめっちゃ飛ぶけど、もっと筋肉をつけないと使いこなせないです

2026年7月12日

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張本智和 インナーフォース SUPER ALC ★★★★★☆☆

インナーの常識変わるわ

インナーだから掴む感覚エグいのに、いざ強打したときのスピードがアウター並みに出る。チキータも勝手に沈んでコートに入るからマジ無双

2026年7月11日

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インナーフォースレイヤーALC.S-CS ★★★★★☆☆

なかなか良い

インナーカーボンなので確かに扱いやすく、台上技術のやりやすさは文句なしです。ただ、後ろに下がった時の引き合いだと、もう少し弾み(スピード)が欲しくなるのが正直なところ。前〜中陣での安定感を求めるなら神…

2026年7月2日

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インナーフォースレイヤーALC ★★☆☆☆

僕には無理でした(泣)

重すぎ。何がカーボン初心者のラケットだよ!

2026年6月16日

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その他の口コミは口コミ・レビューまとめページでもご覧いただけます。

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