インナーフォース レイヤー比較|ALC・ZLC・ALC.Sの違いとおすすめの選び方

最終更新: 2026年8月13日 / スペック確認: バタフライ2026年公式カタログ

インナーフォース レイヤー、結局どれがおすすめ?

ALC ― 迷ったらまずこれ

  • バランス重視
  • 攻守のバランス
  • 両ハンド
  • 前~中陣
  • 初めてのインナーカーボン

ZLC ― 威力・弾みを重視するなら

  • パワードライブ
  • 中~後陣
  • 高い反発力
  • 強いスイング
  • 威力重視

ALC.S ― 回転・操作性・前陣の安定感を重視

  • 前陣
  • 台上
  • カウンター
  • 回転主体
  • 軽量性

「インナーフォース レイヤー」シリーズは、木材5枚合板の内側(インナー)に特殊素材を配置した「インナーファイバー」仕様のラケットです。石川佳純選手や大島祐哉選手をはじめ、多くのトップ選手から初心者まで幅広く支持される、バタフライを代表する特殊素材ラケットシリーズです。このページでは、中でも定番の「ALC」「ZLC」「ALC.S」の3モデルを徹底比較します。

※このページでは「インナーフォース レイヤー」の定番3モデル(ALC・ZLC・ALC.S)を中心に比較しています。2026年のバタフライ公式カタログには、これ以外にも張本智和選手モデル(SUPER ALC・SUPER ZLC・ZLC・ALC)やオフチャロフ選手モデル、フランチェスカ選手モデルなど、選手モデルを含む「インナーフォース」系ラケットが複数掲載されています。これらの選手モデルを含むインナーフォース系ラケット全体とは比較対象の範囲が異なりますので、あらかじめご了承ください。

インナーフォース レイヤー3種 スペック比較表

商品名 反発特性 振動特性 ブレード厚 平均重量 公式価格(税込) 当店価格(税込) タイプ 向いている人
インナーフォース レイヤー ALC 10.7 9.4 6mm 89g 16,500円 12,705円 バランス 迷った人 商品詳細
インナーフォース レイヤー ZLC 10.5 9.5 5.7mm 87g 23,650円 18,210円 威力 中後陣 商品詳細
インナーフォース レイヤー ALC.S 10.1 8.4 5.5mm 85g 16,500円 12,705円 回転・操作性 前陣 商品詳細

※反発特性・振動特性はバタフライ2026年公式カタログ掲載のスペック値です。反発特性はラケットの弾みを測定して数値化したもので、目安として数値が大きいほど弾みが強いとされています。振動特性はラケットの振動数を測定して数値化したもので、目安として数値が大きいほど手に響きにくいとされています。実際の打球感は合板構成やラバー、打ち方などによっても異なります。
※「公式価格」はバタフライ2026年公式カタログ掲載のメーカー希望小売価格です。「当店価格」はta999.comの実際の販売価格で、セール等により変動する場合があります。
※「タイプ」「向いている人」は編集部評価であり、バタフライ公式のラケット分類ではありません。

タイプ別マップで違いを見る

横軸は反発特性(数値が大きいほど弾みが強い目安)、縦軸は振動特性(数値が大きいほど手に響きにくい目安)を表しています。

  • ALC: 反発と振動のバランスが取れた位置
  • ZLC: 高い振動特性(手に響きにくい)+比較的高い反発
  • ALC.S: 反発・振動とも控えめで、より扱いやすい方向

「インナーファイバー」技術とは

通常、特殊素材(カーボンなど)を使ったラケットは、木材の外側に近い層に素材を配置するのが一般的でした。これに対し「インナーファイバー」仕様は、特殊素材を木材のさらに内側(中芯寄り)に配置する設計です。これにより、特殊素材による威力の向上と、木材らしい「ボールをつかむ感覚」を両立させています。

インナーフォース レイヤー ALCは、この設計の代表格として2015年4月に発売されました。「アリレートカーボン(ALC)」は、高強度で柔軟性のあるアリレート繊維とカーボンを編み込んだ素材で、柔らかさと反発力のバランスに優れています。同時発売のZLCは、程よくしなやかな「ZLカーボン」を採用し、強いスイング時の威力と安定性を両立させたモデルです。

2016年11月に追加されたALC.Sは、ALCよりもブレードを薄く(6.0mm→5.5mm)設計し、回転のかけやすさと安定性を高めたモデルです。同じアリレートカーボンを使いながらも、ブレード厚と合板構成の違いだけで、まったく異なる打球特性を生み出しているのが興味深いポイントです。

インナーフォース レイヤー全3種 個別解説

ALC標準的なインナーフォース
→
ZLC素材をZLカーボンへ変更
→
ALC.SALCをベースに薄型化+構成変更

インナーフォース レイヤー ALC ― 弾みの高さと使いやすさのバランス

バランス型 反発特性 10.7 振動特性 9.4 厚み 6.0mm 重量 89g

2015年4月発売、インナーフォース レイヤーシリーズの中心的存在です。アリレートカーボンを搭載し、弾みとコントロールのバランスの良さを発揮します。ドライブ時にボールがラケットに吸い付くような球持ちの良さがありながら、スマッシュやカウンタードライブでもしっかりスピードが出せる、攻守のバランスに優れたモデルです。

比較的扱いやすい特殊素材ラケットとして、初心者から上級者まで幅広い層に愛用されています。「まずどれを選べばいいかわからない」という方の基準にもおすすめです。ただし、ラケット単体の性能だけでなく、組み合わせるラバーと完成時の総重量まで考えて選ぶことをおすすめします。

インナーフォース レイヤー ZLC ― 威力と安定性を両立した高性能モデル

スピード型 反発特性 10.5 振動特性 9.5 厚み 5.7mm 重量 87g

程よくしなやかな「ZLカーボン」を搭載したモデルです。強くスイングした際の打球の伸びが大きく、中~後陣からでも相手を打ち抜くパワーボールを放つことができます。木材特有の柔らかい打球感を残しつつ、ALCよりも球離れが速く感じられるのが特徴です。なお、反発特性の公式スペック値はALC10.7に対しZLC10.5であり、「ZLCが必ずALCより弾む」というわけではありません。

元々は中国のトップ選手・張怡寧選手の「板厚は厚くせず、5枚合板の打球感は変えずに威力を上げたい」という要望に応えて開発された経緯があり、今も世界中の幅広い戦型の選手に選ばれています。一撃の威力を重視する、中~後陣でのラリーを得意とする攻撃型プレーヤーにおすすめです。

インナーフォース レイヤー ALC.S ― 回転量を生かした打球でラリーを優位に

回転・操作性重視型 反発特性 10.1 振動特性 8.4 厚み 5.5mm 重量 85g

2016年11月発売。ALCよりもブレードを薄くし、使用木材と合板構成を新たに設計することで、回転のかけやすさと安定性を高めたモデルです。回転量の多い前陣カウンタードライブを武器に、ラリーを優位に進めたい選手のために開発されました。

3種の中で最も軽量(平均85g)で、振動特性の数値もやや控えめなため、手元でのコントロールのしやすさに定評があります。前陣で素早い技術を多用するプレースタイルや、回転を軸にラリーを組み立てたい選手におすすめです。

※「バランス型」「スピード型」「回転・操作性重視型」は編集部によるプレースタイル分類であり、バタフライ公式の分類ではありません。公式スペックと編集部評価は混同しないようご注意ください。

ALCとALC.S、結局どっちがいい?

ALCがおすすめ

  • 弾みが欲しい
  • 両ハンドで攻撃
  • 中陣まで下がる
  • バランス重視

ALC.Sがおすすめ

  • 前陣中心
  • 回転重視
  • 台上を重視
  • 軽量性を重視
  • 操作性を重視

ALCとZLC、結局どっちがいい?

ALC

価格と性能のバランス

ZLC

ZLカーボンによる高い威力・しなやかさ・高価格

公式価格でもZLCは23,650円、ALCは16,500円と差があります。ただし「ZLCの方が価格が高いからALCより必ず優れている」わけではありません。「高価=自分に合う」とは限らず、プレースタイルに合わせて選ぶ方が信頼性の高い選び方です。

プレースタイル別 おすすめモデル

プレースタイルおすすめ理由
前陣両ハンド ALC / ALC.S 操作性・安定性
前陣カウンター ALC.S 回転主体
中陣ドライブ ALC バランス
中~後陣ドライブ ZLC 威力
パワードライブ ZLC 強打を生かしやすい
台上重視 ALC.S 薄型・軽量
オールラウンド ALC バランス
軽量重視 ALC.S 平均85g

※「おすすめ」は編集部の評価であることを明記します。実際の選択はご自身のプレースタイルに合わせてご検討ください。

レベル別 おすすめモデル

レベルおすすめ理由
初心者 ALC.S / ALC 比較的扱いやすい
初中級者 ALC バランス
中級者 ALC / ALC.S 戦型で選ぶ
上級者 ALC / ZLC / ALC.S プレースタイル次第
パワー型 ZLC 威力重視

※「初心者=ALC.S」のような断定はしていません。ラバーを含めた総合重量や扱いやすさで判断することをおすすめします。初心者から上級者まで使用できるラケットですが、ラケット単体の性能だけでなくラバーと完成重量まで考えて選ぶ必要があります。

インナーフォースにおすすめのラバーは?

モデルおすすめのラバー
ALC テナジー05 / 80 / ロゼナ など
ZLC テナジー05 / ディグニクス05 など
ALC.S テナジー05 / 05FX / ロゼナ など

ラケット×ラバーの総合硬度の考え方: インナーカーボンだからラケットだけを見て「柔らかい」と判断するのではなく、ラバーの硬度・厚さ・重量との組み合わせで考える必要があります。特にALC+ディグニクス05と、ALC.S+05FXでは、完成したラケットの性格が大きく変わります。

※「おすすめ」は編集部の目安です。

インナーフォースとアウターフォースの違い

インナーフォースアウター系
特殊素材 内側 外側あり
球持ち 得やすい傾向 球離れが速い傾向
台上 比較的扱いやすい モデル次第
ドライブ 回転をかけやすい 直線的な威力
向く選手 両ハンド 強打型

※上記は一般的な傾向の目安であり、実際の打球特性は各モデルの設計によって異なります。「インナーフォースとアウターフォース、どちらがいいですか?」の疑問はFAQでも詳しく解説しています。

プロ選手の使用例(2026年8月時点)

インナーフォース レイヤーシリーズは、これまで多くのトップ選手に使用されてきた実績があります。以下は各種メディア・公式情報で確認できた実例です。

  • 石川佳純選手: 2016年全日本選手権優勝時、インナーフォース レイヤー ALCを使用(当時)。
  • 大島祐哉選手: インナーフォース レイヤー ALCの使用者として知られる。前陣での高速ラリーと精度の高いプレーが持ち味。
  • 張本智和選手: かつてインナーフォース レイヤー ALCを使用していたことで知られる。両ハンドのカウンタードライブが武器。
  • 吉村真晴選手: インナーフォース レイヤー ZLCのブレードを使用(グリップは特注)。切り裂くような両ハンドが持ち味。

用具は選手のコンディションや対戦相手によって変更されることがあるため、あくまで参考情報としてご覧ください。

インナーフォース レイヤー選び方ガイド Q&A

ALC・ZLC・ALC.S、結局どれを選べばいいですか?

まず基準にしたいならバランス型の「ALC」。中~後陣で一撃の威力を求めるなら弾みの強い「ZLC」。前陣で回転を軸にしたラリーを重視するなら、薄めで扱いやすい「ALC.S」がおすすめです。プレースタイル別・レベル別の早見表もあわせてご確認ください。

ZLCはなぜ他の2つより高いのですか?

ZLCが採用する「ZLカーボン」は、ALC・ALC.Sが採用する「アリレートカーボン」よりも高価な特殊素材のためです。2026年公式カタログでもZLCは23,650円、ALC・ALC.Sは16,500円と価格差があります。ただし価格が高い=誰にでも上位モデルというわけではなく、プレースタイルによって最適なモデルは変わります。

初心者でも使えますか?

インナーフォース レイヤーシリーズは比較的扱いやすい特殊素材ラケットとして、初心者から上級者まで使用されています。ただしラケット単体の性能だけでなく、組み合わせるラバーや完成時の総重量まで考えて選ぶことが大切です。

どんなラバーと組み合わせるのがおすすめですか?

目安として、ALCにはテナジー05・80・ロゼナなど、ZLCにはテナジー05・ディグニクス05など、ALC.Sにはテナジー05・05FX・ロゼナなどが挙げられます。ラケットの弾みだけでなく、ラバーの硬度・厚さ・重量との組み合わせで完成時の性格が大きく変わる点にご注意ください。※おすすめは編集部の目安です。

インナーフォースALCとZLCの違いは?

ALCは価格と性能のバランスに優れたモデル、ZLCはZLカーボンによるしなやかさと高い威力を備えたモデルです。公式価格でもZLCの方が高価ですが、「ZLCの方が上位モデル」という単純な優劣ではなく、プレースタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。

インナーフォースALCとALC.Sの違いは?

素材は同じアリレートカーボンですが、ALC.Sはブレード厚を6.0mmから5.5mmに薄くし、合板構成も変更することで回転のかけやすさと操作性を高めています。強みが欲しく中陣まで下がって両ハンドで攻撃したい方はALC、前陣中心で台上や回転を重視したい方はALC.Sが向いています。

前陣でプレーする場合はどれがおすすめですか?

前陣で台上や回転を重視するなら、薄型・軽量なALC.Sが扱いやすい傾向にあります。前陣で両ハンドを使う場合はALCも安定した選択肢です。

中~後陣でプレーする場合はどれがおすすめですか?

中~後陣から一撃の威力を求めるなら、反発特性が高くしなやかなZLCが向いています。バランス重視で中陣まで下がりたい場合はALCもおすすめです。

インナーフォース レイヤーは重いですか?

平均重量はALC 89g、ZLC 87g、ALC.S 85gで、3種の中ではALC.Sが最も軽量です。ラバーを含めた完成時の総重量は組み合わせるラバーによっても変わるため、あわせて検討することをおすすめします。

ALC.Sはなぜブレードが薄いのですか?

ALC.Sは回転のかけやすさと前陣での操作性を高めるため、ALC(6.0mm)よりも薄い5.5mmのブレード厚に設計されています。厚みを抑えることでしなりを生かした回転量の多いドライブがかけやすくなっています。

インナーフォースとアウターフォース、どちらがいいですか?

特殊素材を木材の内側に配置するインナーフォースは球持ちが良く回転をかけやすい傾向、外側に配置するアウター系は球離れが速く直線的な威力を出しやすい傾向にあります。両ハンドで丁寧に組み立てたい方はインナー系、強打で押し切りたい方はアウター系が向いているとされています。

ZLCとALCはどちらが飛びますか?

反発特性の数値ではALC 10.7、ZLC 10.5と、公式スペック上はALCの方がわずかに高い数値です。ただし反発特性は「弾みの強さ」を測定した指標であり、実戦でのスピードや威力は選手のスイングやラバーとの組み合わせによっても変わるため、数値だけで単純に比較しきれない点にご注意ください。

※FAQの内容は検索エンジンに構造化データとしても提供していますが、検索結果への表示を保証するものではありません。

インナーフォース レイヤーを使った方の口コミ

★★★★★ 4.4 (38件)

実際にインナーフォース レイヤーを購入されたお客様からの口コミを一部ご紹介します。

インナーフォースレイヤーALC ★★★★☆ 4.0

右腕死ぬw

マジで重い。両面特厚にしたら総重量が男子並みになって、連戦するとマジで右腕が力尽きるw 筋トレ必須のラケット。もしくは筋トレ用ラケット

2026年8月1日

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張本智和 インナーフォース SUPER ALC ★★★★☆ 4.0

ハリーが好き

ハリーが好きなので買いました! これからも応援します。 このラケットも使い続けます

2026年7月25日

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オフチャロフ インナーフォース ALC ★★★★☆ 4.0

憧れのラケット

球はめっちゃ飛ぶけど、もっと筋肉をつけないと使いこなせないです

2026年7月12日

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張本智和 インナーフォース SUPER ALC ★★★★★ 5.0

インナーの常識変わるわ

インナーだから掴む感覚エグいのに、いざ強打したときのスピードがアウター並みに出る。チキータも勝手に沈んでコートに入るからマジ無双

2026年7月11日

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インナーフォースレイヤーALC.S-CS ★★★★★ 5.0

なかなか良い

インナーカーボンなので確かに扱いやすく、台上技術のやりやすさは文句なしです。ただ、後ろに下がった時の引き合いだと、もう少し弾み(スピード)が欲しくなるのが正直なところ。前〜中陣での安定感を求めるなら神…

2026年7月2日

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インナーフォースレイヤーALC ★★☆☆☆ 2.0

僕には無理でした(泣)

重すぎ。何がカーボン初心者のラケットだよ!

2026年6月16日

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