スプリング スポンジ独特のつかむ感覚
「スプリング スポンジ」の最大の特徴は、これまでのラバーとは別次元のボールを“つかむ”感覚だ。大きな気泡を内包したスポンジが、バネ(スプリング)のように縮んでボールをはじき出す。回転やスピードを思うがままに支配し、コントロールする感覚を与えてくれる驚異のスポンジだ。
一線を画す「エネルギー内蔵技術」
バタフライ独自の製法でつくられるハイテンション ラバーは、ゴムの分子にテンションを与えることでエネルギーロスを抑え、スピード性能や回転性能、コントロール性能を大きく向上させ、世界のトップ選手が求める高性能を実現した。同時に品質にもこだわり抜いた、他と一線を画す「エネルギー内蔵技術」が人気の秘密だ。
選び抜かれた4つのツブ形状
『テナジー』を大きく特徴づけるテクノロジーの1つがツブ形状だ。技術の枠を集め、100種類以上に及ぶツブ形状の金型を作製し、膨大な時間を費やしてそれら1つひとつを評価した結果、テナジー シリーズは誕生した。突き詰められ、選び抜かれた本物の性能がそこにはある。
11年という年月をかけ開発された『テナジー』は、世界の卓球を変えるラバーとなった。
『テナジー05』と『テナジー64』の中間の性能を獲得することを目的に、開発当初の100種類以上に加えてさらに多くのツブ形状を研究。直径、高さ、間隔をより細かく変えて試験し、「回転性能とスピード性能のバランスが優れている」と評価された“開発コードNo.180”のツブ形状を採用。
橋津が「選手たちが一番気にする」と語る、ボールの「上がり」とは一体どういうことなのか?回転がかからないラバーを使うと、ラケットをかぶせて打つときにボールが落ちてネットにかかってしまうため、よりフラット(垂直)に近いラケット角度で打球することになる。そうするとボールの回転量が少ない、質の低いボールになり、打球が弧線を描かないために安定性も低くなる。一方、『テナジー』で打球すると、かなりラケットをかぶせて、水平に近い「鋭角」なラケット角度でスイングにしてもボールが落ちない。それだけ回転量が多く、厳しいボールが打てる。
「鋭角なラケット角度でボールを捉えられるようになってから、ボールの質が高くなって格上の選手にも勝てるようになった」。橋津がそう評するのは、野田学園高1年の戸上隼輔だ。素晴らしいスイングスピードから放つパワードライブのスピードは超ジュニア級。昨年の全日本選手権大会団体の部では、実業団・大学の強豪選手を連破し、JOCエリートアカデミーの宇田幸矢・張本智和とともに、男子ジュニアナショナルチームの準優勝に大きく貢献した。戸上が中学2年で野田学園中に転校してきた当時は、ボールをたたく癖があり、ボールの回転量は決して多くなかったという。『テナジー』に変えてすぐの頃は、回転性能をうまく制御できず、ボールが上に飛び出しすぎてオーバーミスの連続だった。そこから少しずつ、鋭角なラケット角度のスイングを身に付けていくことで飛躍的に伸びた。台上プレーについても、『テナジー』を使うことのメリットは大きいと橋津は説く。例えばストップなら、確実に入れるだけではなく、ガツンと切って止めるストップができる。
『テナジー』で鋭角なスイングを身に付け、飛躍的に伸びたと橋津が評する戸上隼輔
仙台育英学園高時代に橋津の指導を受けた岸川聖也(ファースト)も、小さく切るストップや低く速いツッツキが台上での大きな武器だ。「聖也のストップも、技術力はもちろんですが、やはり『テナジー』ありきだと思いますね。回転のかからないラバーを使うと、ストップを切ろうとしてもボールが引っかからず、ポコンと浮いてしまいますから」(橋津)。野田学園高には現在、竹﨑千明と橋本輝というふたりのカット型の選手がいるが、ともにフォア面に選ぶのは攻撃型と同様、『テナジー05』のトクアツだ。プラスチックボールになってカットの回転量が落ちたことで、カット型にはさらなる攻撃力が求められる。「どうやって守るか」だけではなく、「どうやって得点していくのか」を考えたとき、やはり使うラバーは『テナジー』に絞られていく。
橋津は現在、ジュニアのトップ選手だけでなく、地元・山口の小中学生も定期的に指導している。初・中級の選手であっても、最初から良い用具を使うべきだというのが橋津の持論だ。用具を初級者用、中級者用と分けて考える必要はないと彼は言う。「手が小さい子どもの選手がグリップの細いラケットを使ったり、筋力がない選手が重量の軽いラケットを使ったりするのは理解できます。でも、ラバーはどうでしょうか。よく『軟らかいラバーで始めましょう』と言う人がいるけれど、それだとフラットに打っても入ってしまう。最初から『テナジー』を使えば、回転をかけないと十分に飛ばないから、自然と回転をかけて飛ばす打ち方が身に付いていく。明らかにそのほうが効率的です」
フォア面を本格的に『テナジー05』に変えた張本。1年半前は全く使いこなせなかったラバーの印象は、第一打からガラリと変わっていた。身長が10センチ近く伸び、ウエアもSからLサイズになり、アスリートの体に変わりつつある。ドライブを打つと今までと同じ感覚のまま、さらにボールが走った。特に違いを感じたのは下回転に対するドライブだ。一発で打ち抜くことができるようになり、自分に足りないと感じていたフォアハンドの決定打が増えた。
「『テナジー80』から『テナジー05』に変えても違和感がなく、むしろ使いやすいと感じました。用具はその時の自分が使いやすいものが一番良い。もし1年半前に無理して『テナジー05』を使っても、ラバーに振り回されて卓球にならなかったと思います。普通に打っていてミスをしないくらいがちょうどいいんです。逆に、今では『テナジー64』は使いづらいと感じます。自分の使いやすい用具はパワーが上がるにつれて、どんどん変わっていくと思います」(張本)成長とともに最適な用具を選ぶことの大切さを宇さんは知っていた。多くの選手は幼い頃は用具に疑問を持たず、ひたすら技術力を上げようとする。技術に比べて用具を専門的に指導する人が少ないので、それは仕方がないことなのかもしれない。しかし、張本は父が順を追った正しい用具を使わせたことで、成長を妨げられずに力を付け、怪物と言われるまでになった。
選手を見て、用具を変える時期をどうやって判断しているのだろう。
「ラバーに慣れてくると、そのラバーのポテンシャルが分かってきて、慣れれば慣れるほど要望が出てきます。それは私が見てもそうだし、智和から『もう少しスピードがほしい』などと話してくることもあります。パワーが上がっていけば打球感の硬いラバーでもボールを食い込ませることができるので、スピードと安定性が上がります。『テナジー80』を使って半年で、本人もスピード不足を感じていました。そこで、もう一度『テナジー05』を試してみたのです。以前はまだパワー不足でボールをつかみきれておらず、ラバーにボールが食い込まないので、自分のボールにできていませんでした。だけど最近はパワーが付いてきたなと思い、全日本カデット、世界ジュニアの前に変えてみました。智和は思った以上に早く慣れましたね。今は『テナジー05』が一番合っていると思います」(宇)フォア面に『テナジー05』、バック面に『テナジー05FX』の選択が正解だったことは、彼の世界ジュニアでの活躍が証明している。
カテゴリ一覧
2023/10/31 まじお さん ★★★★★
このラバーに戻ってきてしまうテナジー80
↓
V15エキストラ
↓
ファスタークG-1
↓
エボリューションMXP
↓
ディグニクス80
↓
テナジー80
安定性とこのラバーでなきゃダメ感で戻りました。
テナジーすげーな
2021/07/10 ぺーぺ さん ★★★★★
使いやすい!卓球1年くらいやった人はみんなこれでも良い!使いにくいと言ってるやつは、テナジーの種類(硬さ)を間違っているだけ。
2017/10/09 田辺 高校2年生 さん ★★★★★
驚きのテナジー80初テナジー。テナジーを使わまいと5年、あきらめて一度使ってみることにしました、他の回転系テンションは一通り試しました。全部納得できませんでした。テナジー80は価格抜きでよかったです。今度は05も試してみたい!
2019/04/17 VORY さん ★★★★★
05でも64でもない方!80です!
テナジー80です!
回転が優れていてスピードも出やすい。夢のようなラバーです。今後ともよろしくお願いします。
2015/01/23 JFK さん ★★★★★
13431やっぱり安定感と性能が良い!!
2013/09/22 JFK さん ★★★★★
9627安定の使いやすさ!!
2013/06/22 JFK さん ★★★★★
8676テナジーシリーズでは使いやすさ抜群
スピード、回転共に文句無しです!
2013/02/20 yuunet さん ★★★★★
1全ての技術を難なくこなせる凄いラバーだと思います。
気になる方は是非試してください。
2013/01/27 Mr Tenergy さん ★★★★★
6800テナジー80最高です!!
正に64の性質を持った05と言うべきで、フォアの攻撃ラバーを64から80に変更しました。
64のスピードは気に入っているが、スピンに物足りなさを感じている方にお勧めですね。
80のスピードも文句ありませんし、05のスピンを維持した、スマッシュも出来る05と言うか・・・兎に角、感じ最高です♪
2013/01/08 卓球アカデミー さん ★★★★★
1テナジーシリーズ全ての性能を凝縮させた凄いラバーだと思います。
ドライブ、スマッシュ、カウンターとどれもやりやすいですね。
テナジー64
¥6,800
打球のスピードに優れた『テナジー』 「エネルギー内蔵技術」の優れた弾性と、「スプリング・スポンジ」による「ボールを包み込む感覚」や「打球の回転とコントロール性能を向上させる性能」を最大限に引き出すように設計された“開発コードNo.64”のツブ形状を採用。打球時にボールを包み込み、回転をかけて高速のボールを打ち返すことができる『テナジー・64』は、これまでにない新感覚のスピードラバーです。
テナジー80FX
¥6,800
回転性能とスピード性能のバランスと安定性の『テナジー』 2014年4月21日発売 『テナジー』シリーズの高性能をそのままに、さらなるコントロール性能と安定性を追求したのが『テナジー・FX』シリーズです。“開発コードNo.180”のツブ形状のシートに、「スプリング・スポンジ」を軟らかく軽量化して組み合わせた『テナジー・80・FX』は、回転性能とスピード性能の優れたバランスを生かしつつ、安定性が増しました。攻撃面でも守備面でも安定性を求める選手にお勧めです。
テナジー05FX
¥6,800
回転性能と安定性の『テナジー』 [トクアツ022・アツ020・・中017] [スピード13/スピン11.5/硬度32] 『テナジー』シリーズの高性能をそのままに、さらなるコントロール性能と安定性を追求したのが『テナジー・FX』シリーズです。 回転性能に優れた“開発コードNo.05”のツブ形状のシートに、「スプリング・スポンジ」を軟らかく計量化して組み合わせた『テナジー・05・FX』は、回転とコントロールを高いレベルで両立。強烈なスピンと安定性を求める選手にお勧めです。
テナジー05ハード
¥6,800
回転性能にさらなる威力を加えた『テナジー』 11月1日発売予定? 回転性能に優れる『テナジー05』に、さらなる威力を加えるため、より硬めのスポンジを採用したのが『テナジー05ハード』です。「スプリング スポンジ」の特徴である、思い通りの打球を生み出す感覚を維持しつつ、ハードなスポンジが強いインパクトに応え、ワンランク上のパワープレーを可能にします。
テナジー25
¥6,800
前陣攻守においての性能に優れた『テナジー』 [スピード13.25/スピン11/硬度36] [特厚022/厚020/中017] “開発コードNo.25”のツブ形状は、多くの選手による試打と機械計測から「前陣攻守において最も力を発揮する」と評価されたもの。これを採用した『テナジー・25』は、台上プレーにおけるスピンやカウンタープレーにおけるスピードに、最も優れた性能を発揮します。前-中陣での攻撃的なプレーにおいて、これまでにない回転性能と攻撃力を発揮するラバーです。
テナジー64FX
¥6,800
打球スピードと安定性の『テナジー』 2011年11月21日発売 『テナジー』シリーズの高性能をそのままに、さらなるコントロール性能と安定性を追求したのが『テナジー・FX』シリーズです。“開発コードNo.64” のツブ形状のシートに、「スプリング・スポンジ」を軟らかく軽量化して組み合わせた『テナジー・64・FX』は、『テナジー・64』特有の打球スピードや放物線を維持しながら、コントロール性能がアップしました。
テナジー25FX
¥6,800
前陣攻守と安定性の『テナジー』 2010年11月1日発売 『テナジー』シリーズの高性能をそのままに、さらなるコントロール性能と安定性を追求したのが『テナジー・FX』シリーズです。“開発コードNo.25”のツブ形状シートに、「スプリング・スポンジ」を軟らかく軽量化して組み合わせた『テナジー・25・FX』は、台上プレーやカウンタープレーにおける回転性能や攻撃力に安定性が加味され、使いやすさがアップしました。
テナジー05
¥6,800
回転をかける性能に優れた『テナジー』 [スピード13/スピン11.5/硬度36] [特厚022/厚020/中017] 「スプリング・スポンジ」と「エネルギー内蔵技術」が生む独特の打球感を有するラバー。多くの選手による試打と機械測定の結果から「最も回転がかかる」と評価された“開発コードNo.05”のツブ形状を採用しており、強烈な回転をかけられます。