バタフライ初のアリレート カーボン搭載ラケット『ビスカリア』が発売されてから、四半世紀が過ぎようとしている。
ボールサイズの変更(2000年10月)、スピードグルー(弾む接着剤)の禁止(2008年9月)、ボール素材の変更(2014年8月)と、度重なる用具ルールの変更にもかかわらず、この四半世紀、トップ選手をはじめ、初級者から中上級者まで、レベルを問わず世界中の多くの選手が『アリレート カーボン』を搭載したラケットでプレーしている。そして、今なおそのユーザーは増え続けているというのだ。
長年にわたり多くのユーザーに愛用されている理由はどこにあるのか? 株式会社タマス(バタフライ)でラケット製品の企画から商品化までに携わる研究開発チームの3人のメンバーに、『アリレート カーボン』の歴史と『アリレート カーボン』がなぜ時代を越えた定番商品になり得たのか、あらためてその真価を問うてみた。
従来の特注素材ラケットは表面の板(上板)の隣に特殊素材を配置していた。それに対して、中央の板(中板)を挟むように特殊素材を配置する設計を"インナーファイバー"という。特殊素材の性能を引き出しつつ、純木材ラケットのようなボールをつかむ打球感を実現した。
アリレート カーボンは、アリレートとカーボンファイバーを交織した特殊素材。アリレート カーボンを搭載したラケットは、しなやかで使いやすく、打球にスピードが出る。
反発特性について
ラケットの弾みを測定して数値化したもので、値が大きいほどよく弾みます
振動特性について
ラケットの振動数の多さを測定して数値化したもので、一般的に値が大きいほど手に響きにくいです
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